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働き方改革

乗務員乗り継ぎ輸送

長距離運行ドライバーの負荷を軽減

近年、ドライバー不足に伴い働き方改革の取り組みが重視されており、日本梱包運輸倉庫では長距離運行に関して改善を進めてきました。長距離運行は乗務員の拘束時間が長く、出先での車中休息や2、3日帰宅できないなど、体力的、精神的に厳しい労働環境にあります。

そのような中、当社は2014年2月に21mダブル連結トラックを導入し輸送効率を高めるとともに、幹線輸送の特徴である「定時定点」運送に焦点をあて改善しました。走行距離の中間地点で各ドライバーがトラックを乗り換え発地へ戻ることで、乗務員は当日帰宅できます。また、フェリーを使ったモーダルシフトを組み合わせ運転時間の削減を実現しました。

21mダブル連結トラックを使用した乗り継ぎ運行
図1

乗務員の労働時間削減を目的に、21mダブル連結トラックを使用した乗り継ぎ運行を実施しています。例えば、埼玉県狭山市の営業所-三重県鈴鹿市の営業所間の自動車部品の幹線輸送では、従来は大型トラックを使い乗務員が2日かけて輸送していました。これを21mダブル連結トラックに切り替えると同時に乗り継ぎ運行も導入。1便目は東名高速清水PA、2便目は静岡県焼津市の営業所で車両のみ引き継ぎ、各乗務員が乗継いで運行します。これにより、乗務員は1日で帰社できるようになり負荷軽減につながっています。

フェリーモーダルを組み合わせ労働時間短縮
図2

群馬県太田市から佐賀県神埼市まで、従来は大型車2台で陸送輸送し、乗務員の労働時間は往復2名合計で88時間でした。これを、21mダブル連結トラックとフェリーモーダルを組み合わせることで、往復2名合計27時間まで削減することができました。また、各乗務員は当日帰宅が可能となり、労働時間削減と宿泊の負荷軽減を実現しました。この働き方改革の取り組みが評価され、第21回「物流環境保全活動賞」を受賞しました。

21mダブル連結トラック乗り継ぎ運行を北陸ルートにも拡張
図3

第19回「日本物流記者会賞」を受賞するなど、富山-熊本間で21mダブル連結トラックを使用した乗り継ぎ運行による乗務員の負荷軽減の成果が出ていることから、宮城県大崎市から熊本県八代市までの北陸ルートにも乗り継ぎ運行を拡張しました。

従来、宮城県大崎市-富山県滑川市の区間では、大型トラック運行していましたが、新潟県新潟市の営業所、宮城県角田市の営業所を乗務員の乗り継ぎポイントとして、21mダブル連結トラックによる往復輸送に切り替えました。これにより、宮城県から熊本県までの往復約3,381kmの乗り継ぎ運行が実現しました。今後も21mダブル連結トラックを使用した乗り継ぎ運行の幹線便数を増やし、乗務員の労働環境改善に取り組んでいきます。

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日本梱包運輸倉庫株式会社