脱炭素社会への取り組み
CO2排出量の低減
自社保有倉庫の広い屋根を利用しソーラーパネルを設置
日本梱包運輸倉庫は、行動指針「環境問題に積極的に取り組み、地球環境にやさしい企業を目指します」を基に、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めています。その中の一つとして、クリーンエネルギーの創出に取り組んでいます。2013年7月、埼玉県小川町の自社保有倉庫の屋根を利用して、当社として初めて太陽光パネルを設置し発電を開始しました。発電能力は440kwで月間発電量は約3万8,000kwhです。現在では全国に11カ所の自社倉庫等に設置しており2019年度の年間発電量は約597万Kwhで、年間で約1,800tのCO2排出量の削減につなげています。今後も新倉庫等に設置を拡大し、低炭素社会実現に貢献していきます。
日本梱包運輸倉庫は社会の物流を担う企業の責任として、事業を通じて脱炭素社会実現に向けた取り組みを進めています。その一つが環境配慮型車両の導入です。21mや23mのダブル連結トラックの導入による輸送効率化でCO2排出量の削減を図るとともに、ハイブリッドトラックの導入も積極的に進めています。また、JRコンテナ輸送を活用したモーダルシフトも進め大幅なCO2排出量削減につなげています。
名称 | 23mダブル連結トラック |
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保有台数 | 2セット |
CO2削減率 | 通常大型トラック2車比 |
49% |
名称 | 21mダブル連結トラック |
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保有台数 | 95セット |
CO2削減率 | 通常大型トラック2車比 |
37% |
名称 | ハイブリッドトラック(2t) |
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保有台数 | 17台 |
CO2削減率 | 通常2t車比 |
16% |
名称 | JRコンテナ |
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利用台数 | 5tコンテナ 21個/日 |
CO2削減率 | 通常キャリアカー (7台積み)比 |
91% |
環境経営の推進
グリーン経営認証を取得し、継続的に環境改善活動を推進
日本梱包運輸倉庫は現在58の事業所で「グリーン経営認証」を取得し、「健康維持と地球環境の保護が企業の社会的責任である」として、環境と調和した社会を実現するため、継続的な環境改善活動に積極的に取り組んでいます。また、2021年に2事業所が取得予定です。グリーン経営ですと車両を保有する事業所が取得を推進するところ、近年は車両を保有しない事業所でも取得推進しております。現在は5事業所が取得済みです。
毎年「環境方針」を策定し全社員に向けて発信するとともに、「環境方針」に揚げる「環境スローガン」を社内公募することで、従業員の環境意識を高めています。
輸送事業を担う乗務員に対しては、「全社燃費改善目標」を示し、燃費意識の習慣化を図っています。また、全営業所の輸送データを一括管理し、燃費改善の実績を営業所にフィードバックすることで、目標達成への反省と努力を促しています。
車両管理においても「重点管理項目」を毎月設定し各営業所へ通達、整備管理者が全乗務員に周知しています。また重点管理項目を実行するための具体的な施策や方法をまとめた資料なども配付しています。
各営業所では「乗務員会議」を毎月開催し、乗務員への指導、教育を行い、車両の適切な管理がCO2排出量の削減につながるなど、環境改善への意識づけを行っています。会議での指導内容や乗務員からの意見を吸い上げることでPDCAサイクルを回し、さらなる改善活動につなげています。